性質および化学反応

　１９５０年にS.G.Thompson、K.Street Jr.、A.GhiorsoおよびG.T.Seaborgらにより²⁴²Cm + ⁴He → ²⁴⁵Cf + ¹nの反応により合成され、研究が行われた大学のある州の地名Californiaから命名された。

放射性元素
　

主な化合物

化合物は３価のものが安定である。

Cf₂O₃

酸化カリホルニウム(Ⅲ)

Californium(Ⅲ) Oxide

電子配置	1s²2s²2p⁶3s²3p⁶3d¹⁰4s²4p⁶4d¹⁰4f¹⁴5s²5p⁶5d¹⁰5f⁹6s²6p⁶6d¹7s² [Rn]5f⁹6d¹7s²
第一イオン化エネルギー	608 kJ/mol	6.3 eV
電子親和力	kJ/mol	eV

密度	g/cm³
結晶格子	格子( )　a= nm
融点	900℃
沸点	℃

地殻中存在比	ppm
海水中存在比	ppm
大気中存在比
宇宙存在比(Si=10⁶)

同位体
核種	相対質量	スピンパリティー	半減期	天然存在比	壊変
²⁴⁵Cf	245.068048612	1/2⁺	46.3 min	-	EC64, α36
²⁴⁶Cf	246.068805309	0⁺	1.49 d	-	α＞99.9993, EC＜5×10^-4, SF2.3×10^-4
²⁴⁸Cf	248.072184861	0⁺	333.5 d	-	α99.9971, SF0.0029
²⁴⁹Cf	249.074853537	9/2^-	350.6 yr	-	α, SF4.4×10^-7
²⁵⁰Cf	250.076406066	0⁺	13.08 yr	-	α99.923, SF0.077
²⁵¹Cf	251.079586788	1/2⁺	898 yr	-	α
²⁵²Cf	252.081625846	0⁺	2.645 yr	-	α96.908, SF3.092
²⁵³Cf	253.085133145	(7/2⁺)	17.81 d	-	β^-99.69, α0.31
²⁵⁴Cf	254.087322909	0⁺	60.5 d	-	SF99.69, α0.31

Cf

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