性質および化学反応金、銀および亜鉛など多くの金属と接触することにより合金をつくり、水銀との合金をアマルガムと呼ぶ。鉄族元素および白金族元素などとはアマルガムはつくりにくい。ナトリウムなどのアルカリ金属とは接触により激しく発熱してアマルガムを生成する。水には極わずかに溶解し、飽和溶液の濃度は0.025 ppm(25℃)であるが、これは排水基準濃度を充分に超えている。 水銀の英語名はMercuryであり、水星および女神の名称と同一である。元素記号Hgは水の様な液体の銀を表すラテン語のHydrargyrumに由来する。 自然界における存在工業的用途水銀を陰極として塩化ナトリウム水溶液を電気分解すると、水銀表面上での水素発生過電圧が高いため水素はほとんど発生せず、ナトリウムと水銀の合金であるナトリウムアマルガムが生成し、これを水と反応させると比較的純度の高い水酸化ナトリウムが得られるため、水銀法と呼ばれる水酸化ナトリウム製造法が行われていたが、現在では製品への水銀混入や環境汚染の問題からほとんど行われなくなった。 硫酸水銀を触媒としてアセチレンに水を付加させてアセトアルデヒドの製造が行われていたが、海洋汚染による水俣病などの問題が発生したため、現在では水銀の使用は回避されるようになった。 主な化合物
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1s22s22p63s23p63d104s24p64d104f145s25p65d106s2 [Xe]4f145d106s2 | ||
193.965439409 |
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195.965832649 |
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196.967212908 |
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197.966769032 |
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198.968279932 |
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199.968326004 |
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200.970302268 |
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201.970643011 |
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202.972872484 |
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203.973493933 |
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205.977514066 |