性質および化学反応臭素は1826年フランスのA.J.Balardにより海水から分離され発見されたとされているが、それ以前に化学者として名高いドイツのJ.F.von Liebigが製塩会社より送られてきた赤褐色の液体の分析を依頼されたのに対し、これは塩素とヨウ素の化合物に過ぎないと先入観により誤認して新元素発見の機会を逃し、後に、学生に研究者としての教訓としてこの事実を語り伝えたとのことであった。
自然界における存在チリアンパープルと呼ばれる地中海産の貝から抽出される色素、および縮緬法螺から抽出される色素は紫染めに用いられ、珍重されていた。これらはいずれも有機臭素化合物である、ジブロモインジゴという成分である。 工業的用途単原子イオンからなるイオン結晶は赤外線に対して透明であるため、臭化カリウムは赤外線スペクトル測定のための錠剤作成に用いられる。 臭素化合物には鎮静作用を持つものがあり、医薬品に用いられる。 主な化合物
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1s22s22p63s23p63d104s24p5 [Ar]3d104s24p5 | ||
74.925776207 |
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75.924541469 |
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76.921379082 |
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78.918337087 |
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80.916290563 |
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81.916804119 |
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82.915180421 |