性質および化学反応

　１９９４年にドイツの重イオン研究所においてSigurd Hofmannらにより²⁰⁹Bi + ⁶⁴Ni → ²⁷²Rg + ¹nの反応により合成された。以前は暫定的に１１１番元素を示すウンウンウニウムUnununiumという名称で呼ばれていたが２００４年にX線の発見により有名なW.C.Röntgenの名前をとって正式名称が決定した。
　金よりもさらに安定な１価の陰イオンを形成し、非金属的な性質が強まるものと予想される。

放射性元素

電子配置	1s²2s²2p⁶3s²3p⁶3d¹⁰4s²4p⁶4d¹⁰4f¹⁴5s²5p⁶5d¹⁰5f¹⁴6s²6p⁶6d¹⁰7s¹ [Rn]5f¹⁴6d¹⁰7s¹
第一イオン化エネルギー	kJ/mol	eV
電子親和力	kJ/mol	eV

密度	g/cm³
結晶格子	格子( )　a= nm
融点	℃
沸点	℃

地殻中存在比	ppm
海水中存在比	ppm
大気中存在比
宇宙存在比(Si=10⁶)

同位体
核種	相対質量	スピンパリティー	半減期	天然存在比	壊変
²⁷²Rg	272.153615	[5⁺, 6⁺]	2.5 ms	-	α
²⁷⁴Rg	274.155713		6.4 ms	-	α
²⁷⁵Rg	275.156142		10 ms	-	α
²⁷⁶Rg	276.158493		100 ms	-	SF, α
²⁷⁷Rg	277.159519		1 sec	-	SF, α
²⁷⁸Rg	278.161604		1 sec	-	α, SF
²⁷⁹Rg	279.162468		170 ms	-	α
²⁸⁰Rg	280.164473		3.6 sec	-	α
²⁸¹Rg	281.165372		1 min	-	α, SF
²⁸²Rg	282.167486		4 min	-	α, SF
²⁸³Rg	283.168415		10 min	-	α, SF

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