性質および化学反応
無色無臭の空気よりやや軽い気体で、単原子分子として存在し、他の原子と結合することが無く化学的に不活性である。水にも少量しか溶解しない。放電管の中でイオン化させ、気相反応によりNe2+およびNeH+などの不安定な化学種が生成する。
1898年ラムゼーにより輝線スペクトルにより発見され、新しいものNeosという意味から命名された。
ネオンサインによる照明
自然界における存在
大気中に18.2vol ppm含まれ、液体空気を分留することにより取り出されれている。ヘリウムをはじめとする希ガス元素は太陽大気中には多量に含まれているが、地球のような主として岩石からなる惑星では軽い気体元素は散逸してしまい極少量が大気中に残されているのみである。
大気中にわずかに含まれる希ガスのネオン
工業的用途
低圧のネオンガス中に放電させると724.517 nmおよび717.394 nmなどに強い輝線スペクトルを示し明るい赤色の発光が起こる。他の気体を使用したり混合するなどして様々な発光色が得られるため、ネオンサインとして用いられる。
主な化合物
ネオン化合物は未知である。
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